看護補助者インタビュー
Q1 看護補助者というお仕事はどのような経緯で知りましたか?
公立つるぎ病院に入院していた祖父母の世話をしてもらったこともあり、看護補助者の存在は幼い頃から知っていました。本当に親身に接していただいた記憶が強く、私の中では「看護補助者=親しみやすい」という印象をずっと持っていました。
Q2 看護補助者を仕事として選んだ理由は何ですか?
大学卒業後、介護福祉士として特別養護老人ホームで働いていました。結婚を機に転職を検討していた十数年前、福祉の仕事で培った経験を活かすことができればと、公立つるぎ病院の一員になりました。短い期間でしたが、私の祖父母を担当していた方ともご一緒でき、当時の思い出話もできました。
Q3 実際に働いてみて、働く前の印象と大きく違ったことはありますか?
福祉施設で働いていたため、看護補助者として医療の現場に移っても、すぐに慣れることができました。特別養護老人ホームでは私たち介護福祉士がケアプランを立てるなど主体的に動くこともありましたが、病院では基本的に看護師の指示の下で動くことが多いため、その点は大きく異なると思います。
Q4 看護補助者として働く上で大切にしていることは何ですか?
「やさしく、笑顔で、患者さんの立場になって」を大切にしています。看護補助者の業務内容はさまざまで、1日の中で時間に追われることも少なくはありません。忙しい時でも、「自分がされたら、うれしいケア」を常に考えて実践しています。祖父母をみてくれた看護補助者は本当に話しやすかったので、私も少しでも近づければと思っています。
Q5 どのような時に、看護補助者としてのやりがいを一番感じますか?
患者さんからの「ありがとう」ですね。例えば、入浴介助の後に気持ち良さような声で「生き返るわぁ」「こんなん、うちの人もしてくれんわぁ」などの言葉をいただくと、こちらが逆に「ありがとう」と返したくなるくらい充実した気持ちになります。仕事中は看護師やリハビリスタッフとも協働するため、スタッフ同士でも常に感謝を伝え合っています。そのため、職場の雰囲気は本当にいいですよ。
Q1 看護補助者というお仕事はどのような経緯で知りましたか?
地元石川県で転職先を探していたとき、新聞の求人広告欄で看護補助者のことを初めて知りました。「看護の資格は不要」「医療行為は行わない」などの特徴もその時に合わせて知って興味を持つきっかけになりました。
Q2 看護補助者を仕事として選んだ理由は何ですか?
前職はIT関連の企業でプログラマーやSEとして長く働いてきました。長時間、無言でディスプレイと向き合うことも多々あり、また最終的には県外への単身赴任になっていたので、「次は地元で人と接する仕事に就きたい」と考えていました。営業職なども検討しましたが、求人広告で出合った看護補助者を選択して正解だったと思っています。
Q3 実際に働いてみて、働く前の印象と大きく違ったことはありますか?
看護補助者は看護師が行う医療行為(注射・点滴など)の事前準備など補助に徹する仕事と思い込んでいましたが、実は業務内容はさまざまで、中には入浴介助やおむつ交換など生活に関連する業務があることには驚きました。前職は自分のペースで作業に集中していれば良かったのですが、看護補助者は求められるコミュニケーションの質と量が違い、最初の頃は戸惑いました。
Q4 看護補助者として働く上で大切にしていることは何ですか?
病院では密なコミュニケーションが必要となるため、相手に伝えることは大切にしています。患者さんとの何気ない会話の中からご本人の好みや状態の変化などを掴み、共有することも大切です。今では周囲と適切なコミュニケーションがとれていると思いますが、慣れるまでは時間がかかり、悩みました。その頃、サポートしてくれた上司や家族には本当に感謝しています。
Q5 どのような時に、看護補助者としてのやりがいを一番感じますか?
これも前職との比較になりますが、ちょっとしたことでもすぐに「ありがとう」と返ってくることがうれしいです。患者さんや同僚の看護補助者、ナースやリハビリのスタッフなど他職種の皆さん、みんなが「ありがとう」と伝え合っています。このような光景は前職では見ることができなかったです。医療の現場では当たり前のことかもしれませんが、私にとっては大きなやりがいとなっています。看護補助者として働きながら、介護福祉士の資格を取得できました。これからもケアの世界で経験を積みたいと思います。
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