石川県看護協会とは

会長メッセージ

あいさつ   公益社団法人 石川県看護協会 会長 小藤 幹恵 令和6年4月


 桜の開花と共に令和6年度を迎えられること、ありがたく嬉しく思います。元旦16時6分、能登半島の震度7.6の激震、金沢も震度5等、県内全域を含め、しばらくは被害状況さえわかりかねるような状況が続きました。新年度を迎えるに当たり、被災されお亡くなりになられた方々に哀悼の意を表し、ご冥福をお祈りしますとともに、被害を受けられた多くの皆様にお見舞い申し上げます。
 このことに際して、会員の皆様が被災されたにも関わらず懸命に各所で看護活動によって人々に尽くしていただいたことは、当初より会員の安否確認と共に伝わって参りました。県民の一人としても感謝に堪えません。
 石川県看護協会では、1月5日より能登の2か所の避難所への石川県災害支援看護師派遣を開始し、翌1月6日から2月末まで、日本看護協会から能登地区の病院、1次避難所、および金沢以南の1.5次避難所に、全国27都道府県から3000名を超える派遣を頂き、今日を迎えております。1.5次避難所では現在も石川県看護職が活躍しております。県内会員施設がそれぞれの機能を全開にしてこの事態に一丸となって尽くされたことに、深く感謝し敬意を表します。
 そして、コロナ禍さめやらぬところから本地震による甚大な影響ただなかではありますが、この春より新社会人・看護職となった皆さん、ご就職おめでとうございます。諸事ご苦労が多かったことと思います。よく頑張ってこられました。また次の一歩へお進みの皆さん、周りの方々と一緒に頑張りましょう。
 本震災への応援として、全国から25団体以上の複数の看護職を含むチーム等(1万名を超える看護職と推定されます。)の人的支援を頂きながら、元旦以来の命と暮らしをまもる看護活動が行われてきました。気が付けば春になっていましたが、皆様がこの季節の美しさや明るさを楽しまれ、夢や希望に向かって歩み始められることを願います。そしてこの大災害を乗り越えていく道筋を、お互いに力を合わせて歩んでいきましょう。
 

看護職として働く場を紹介しています

 看護協会では、石川県知事から指定を受け、ナースセンター(石川県看護職無料職業紹介所)業務を行っています。地域包括ケアの進展に伴い、訪問看護ステーションや福祉施設での必要性も高まっています。令和3年からは、コロナ感染症対応の宿泊療養施設、ワクチン接種業務、自宅療養者の健康観察においても多くの求人があり、ご応募・従事いただき円滑な医療体制に寄与することができたこと、感謝いたします。
 このような求人の情報について、タイムリーにお届けするとともに看護職として働くことについて、それぞれの方が相談しやすいように来所、メール、電話、オンライン面談、事前研修等ができるようにしています。どうぞご活用ください。