13回目の「あなみず地域医療塾」を今年は8月に開催します
多職種や学生が語り合う「穴水ならではの学び」
50年先の地域医療課題に挑む
公立穴水総合病院では毎年8月、金沢医科大学能登北部地域医療研究所と「あなみず地域医療塾」を共同開催しています。このイベントは「地域が求める医療人を地域が育てる」をスローガンに掲げて始まり、2024年は能登半島地震のためやむなく中止となりましたが、皆の想いが実り翌2025年に再開。今年(2026年)で通算13回目を迎えます。
毎回、「日本が抱える50年先の地域医療課題」について、医療・看護の多職種はもちろん、これからの現場を担う看護学生も参加して在宅医療研修などを行っています。震災後は当院の一部施設も避難所になりましたが、職員が事前の準備・PRから本番まで一丸となって取り組んでいます。とくに模擬訪問診療で患者さんやご家族の役に扮した職員の演技はまさに「見もの」。長年の現場経験を活かしてリアルな患者・家族役を演じ切る「ベテラン俳優」のような職員もいるほどです(笑)。医療従事者役として参加する皆さんも、私たちのこの熱意を肌で感じ取ってくださり、毎回本物の現場さながらの充実した模擬診療が繰り広げられます。
能登の「今」を知る貴重な機会に
昨年(2025年)は、能登半島地震後のいわゆる「被災地」の介護施設や避難所、在宅避難の場を想定した実践研修が行われました。模擬診療後はグループワークへと移り、課題や改善案について、「こうすれば、ああすれば」と立場を超えて活発な意見が交わされます。震災後は(宿泊先などの影響もあり)県内からの参加や学生さんの姿が目立ちますが、実務経験はまだなくとも、能登の「今」を知る貴重な機会にしてもらえればと願っています。
今年の地域医療塾は8月2日(日)、仮設住宅を舞台にした模擬訪問診療を予定しています。医師、看護師、医学生、看護学生、保健医療福祉関係実務者、その他医療関係者など現在参加者を幅広く募っています。もちろん県外からの参加も可能です。詳細は当院管理課までお気軽にお問合せください。この塾への参加を通し、地域医療の現状を知り、参加者同士が交流の輪を広げ、より一層地域で活躍するための知識やスキルを学ぶ機会となればと願っています。
当院では現在、患者さんや地域の未来をともに支える大切な仲間(看護人材)を募集しています。震災後、多くの支援・派遣ナースの皆さんに力を貸していただき、本当に救われました。「まずは能登の医療を見てみたい」。そんな気軽なきっかけでも大歓迎です。地域一丸となって皆さんを温かくお迎えします。私たちと一緒に、これからの地域医療の未来を歩んでみませんか?ぜひ、温かい雰囲気に触れにきてください。
穴水ならではの「おもてなし」
毎年、全国各地から多様な職種の皆様に穴水へお越しいただきますので、全員で机を囲むお弁当の時間も大切にしています。今年は、穴水町内のお菓子屋さんイチ押しの絶品スイーツをご用意してお待ちしております! 学ぶだけでなく、穴水の温かさもぜひ存分に味わっていってくださいね。