ナースセンター

平成30年度再就業支援セミナー

医療・看護の技術は日々進歩しています。
現在、看護職に就業中で、より高い看護の知識と技術を学びたい方や、再就業を目指し最新の看護事情や技術を学びたいという方のために、各種セミナーを開催しています。ぜひ多くの方々のご参加をお待ちしております。
セミナーの年間予定はこちらをご覧ください。

セミナーで看護力を高めたい

お申し込み受付中

■ 日時 2018年12月7日(金) 13:30~15:30
■ 会場 岡部病院(石川県金沢市長坂町チ15番地)
■ 講師 高橋 ひろえ(看護部長・精神科認定看護師)
■ お申込み締切 2018年11月22日(木)
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開催報告

採血・点滴・CVポートの一連の流れを実技と講義で習得


本年度第1回目となる再就業支援セミナー「看護技術(採血・点滴・CVポート)について振り返ろう」は5月17日(木)、国立病院機構金沢医療センター(金沢市)で開催され、参加者20名が講義と実技を通して、看護の基本スキルをあらためて学び直しました。
 
セミナーでは、同センターの藤本悦子教育担当副看護師長が、採血と静脈注射の安全な手順と観察ポイント、CVポートの構造について講義し、さまざまな器具の取り扱い方と使用上の注意点、事前に医師の指示と患者の氏名を確認することなどを重要なポイントとして挙げました。
 
講義の後、参加者はモデル腕に採血と静脈注射をする演習に臨みました。同センターの教育担当師長の燕真理子さん、副看護部長の山崎悦子さん、感染管理認定看護師で医療安全副師長の西原寿代さんも指導役として加わり、採血針の刺入時の角度や、採血管の抜去の手順、針の抜き方などを指導したほか、参加者からの個別の質問にも丁寧に対応しました。
 
参加者アンケートでは「再就職前に自信や勘を取り戻す良い機会になりました」「注意すべきポイントをしっかりと復習して今後に役立てたい」などの感想をいただきました。石川県ナースセンターでは本年度全11回のセミナーを開催します。各回の詳細は石川県看護協会のホームページをご覧ください。

排泄ケアは専門的な知識や技術を要し、自立支援を促す点を認識


第2回再就業支援セミナー「排泄ケア 自立支援を促すケアとは」は5月29日(火)、国民健康保険小松市民病院で行われました。参加者9名は「急性期から寝たきりをつくらない看護」「人生の最後までを支える尊厳ある排泄ケア」など、同病院看護部が排泄ケアにおいて大切にしている考えや思いに触れながら、基本となる知識や、感染の危険と対策、適正なおむつの選択と当て方、評価、自立支援の促進など、幅広い内容を講義と実技で学びました。
 
前半の講義では、同病院看護副部長で院内排尿ケア委員としても活躍する湯野智香子さんが講師を務めました。湯野さんは、排泄パターンを把握して安全で適切な介助方法を選択することや、排泄は個人的な習慣であることを認識し、それぞれの価値観に配慮すること、また、羞恥心と安全について配慮することを大切なポイントとして挙げました。また、おむつの特性や種類を理解することがケアの向上につながると、自身の経験を交えながら講義を進めました。
 
後半の実技では、院内排尿ケア委員会副院長の中田晴美看護副部長も加わり、おむつの吸水実験を通して構造について解説した後、正しいおむつの当て方を一人ひとりに指導しました。最後に参加者同士の意見交換が行われ、「セミナーに参加して、患者さんの自立を支援するために、おむつを取るという考えを持つことができた」「本日学んだ内容を職場で普及したい」など、より良いケアへの想いを新たにしました。

感染対策の基本となる手指衛生や個人防護具について理解


第3回再就業支援セミナー「看護基礎技術 感染管理について学ぼう」は6月14日(木)、金沢市のKKR北陸病院で開催されました。参加者9名は感染対策の基本となる標準予防策と感染経路別の対策を重点的に学び、病院・施設における医療従事者の役割を再認識しました。  
セミナーの冒頭に同病院の前田順子看護部長があいさつし、感染管理認定看護師の井口聡子さんによる講義が始まりました。井口さんは、患者とその周辺に触れる前後や清潔・無菌操作の前など、手指衛生が必要となる具体的な場面を挙げ、適切な手洗いをしない限り、手は汚れたままであることを強調。参加者は蛍光塗料をつけた手を洗った後にブラックライトで手洗い不足の確認実験を通し、指先など洗い残しをしやすい部位をそれぞれの目で確認しました。
 
個人防護具の着脱方法の演習では、マスクや手袋の正しい付け方や、ガウン・エプロンを着用する際の注意点など、常に清潔な状態をキープする方法を説明しました。最後にノロウイルスの予防対策として、吐物の処理、周辺の消毒についても解説しました。参加者からは「今回もたくさんの発見がありました」「手袋のピンホールの多さに驚きました」などの感想をいただきました。

安全で負担の少ない移乗と移動のポイントを学ぶ


第4回再就業支援セミナー「基礎技術 トランスファーについて学ぼう」は6月28日(木)、金沢市の石川県済生会金沢病院で実施され、移乗・移動をメインテーマに、17名の参加者が利用者と介助者お互いにとって安全で、負担のかからない介助方法を実践しました。  
最初に回復期リハ病棟協議会認定看護師の中島美枝子さんが講師を務め、体位変換と移乗、移動の定義や留意点などの基本ポイントを整理、解説しました。次にリハビリテーション部の理学療法士、波拓夢さんが実際に看護・介護の現場を想定しながら、安定性を高める姿勢や、介助前のベッドの高さや車椅子の有効な位置取り、腰を痛めない重心移動の方法などを指導しました。
 
講義後の実技では、片麻痺の患者さんをベッドから車椅子に移すという設定で、ベッドの上で体位変換し、上半身を起き上がらせ、車椅子に移すという一連の流れに、参加者は取り組みました。理学療法士の米倉佐恵さんがメインの指導役となり、接地面と摩擦力をなるべく減らすことで介助しやすくなることや、常に先の動作を考えてポジショニングをすることなどを伝えました。有用なアドバイスの数々をメモしながら、質問をするなど熱心な参加者の姿が目立ちました。講義後のアンケートには「現場ですぐに活かせるトランスファーを学ぶことができました」「高齢の患者さんの負担軽減に活かしたい」などの感想が集まりました。

心電図の読み方、電極のつけ方など基本とポイントを再確認


石川県ナースセンターの第5回再就業支援セミナー「循環器・心電図について学ぼう」は7月19日(木)、金沢循環器病院で行われ、現役ナースや、現在離職中で再就業を検討している方など24人が講義と実技を通して、この分野の基礎を再確認しました。  
冒頭に同病院の木間美津子看護部長があいさつし、角田久子副看護部長による講義が始まりました。この日のポイントは、「標準12誘導心電図とは」「心電図の見方」「モニター心電図」について理解することで、心臓に起きている異常を見落とさないために、正常洞調律波形のポイントを基に心電図のどの部分をどのようにチェックすべきかを取り上げました。
 
講義後、参加者は3グループに分かれて、モデル人形を使った心電図装着の演習に挑みました。ここからは、HCUの義井玲子看護師長が実技指導役として加わり、電極を付ける位置について心臓との関連性を示しながら解説し、実技に臨む参加者には、色に注意して落ち着いて装着すること、位置と感覚に気をつけることなどを繰り返し説きました。セミナーの最後に、角田副看護部長が「心電図はあくまで道具なので、普段から患者さんのそばでしっかりと観察することを大切にしてほしい」とエールを送りました。
 
参加者アンケートでは「今回の学びを活かして症状の観察や予測につなげたいです」「心不全疾患の患者さんが多いので、今後も現場で役立てたいです」「心臓の解剖図を理解することがアセスメントしやすいと知ることができた」などの感想が寄せられました。

パソコンソフトWordを使って、デザインとレイアウトに挑戦


第6回セミナー「パソコン講座 Wordの基礎と応用について学ぼう」は9月6日(木)、金沢市の石川県IT総合人材育成センターで行われ、受講者15人が文章作成ソフトWordのさまざまな機能を使いこなし、見やすくて分かりやすいデザインとレイアウトに取り組みました。  
メイン講師は城戸恵子さん、サブ講師は蔦亜季葉さんが務め、講義中、パソコンの操作法などに行き詰まった受講者がいないかを逐一確認するなど、丁寧に指導を進めました。この日の課題は、事前に用意されたテキストのみが入力されたWordファイルを使って、お花見の案内状を作成すること。受講者は、文字の大きさや書体、位置などを調整・変更、桜のイラストデータの挿入、出欠表作成など必要なパーツを一つずつ作成する過程を通し、効率の良い操作方法や、美しく仕上げる方法などを学びました。
 
お花見の案内状を作成した後、この日の復習を兼ねて、追加の課題が出されました。城戸さんは「日常的に使わないと忘れてしまうので、ぜひ本日覚えたことを活かしてほしい」とアドバイスを送りました。参加者アンケートには「目から鱗の内容でした」「職場での資料作りに役立てたい」などの記載がありました。

看護技術「摂食・嚥下障害看護」(食事介助・口腔ケア・経管栄養)について学ぼう


石川県ナースセンターの第7回再就業支援セミナー「摂食嚥下障害看護(食事介助、経管栄養、口腔ケア)について学ぼう」は9月26日(水)、金沢市の国立病院機構医王病院で開催されました。参加者14人は嚥下のメカニズムや食事形態の適切な選択、口腔ケアの正しい手順と姿勢など幅広い内容を学んだほか、同病院で実際に提供されているソフト食や嚥下食を使った食事介助の実践にも取り組みました。  
講師は摂食・嚥下障害看護認定看護師として活躍する林瑶子さんと大平美穂さんが務め、林さんが摂食嚥下、大平さんが口腔ケアの分野をそれぞれ担当しました。林さんは、食物が口から胃へと伝わる5つの段階と、各段階における代表的な障害を解説した上で、安全に食べるために必要な環境や食事介助の方法を説明しました。
 
続いて講義をした大平さんは、歯周病が全身のいたるところに悪影響を及ぼすことを強調し、正しい方法で歯垢を除去するための口唇の保護やブラッシング、粘膜ケアなどを指導しました。講義後、歯ブラシを選択する際の基準や、しつこい舌苔を取り除く方法について、参加者から質問がありました。アンケートでは「勤務先で口腔ケアの必要性を伝えて実践したい」「介護の現場で急な事態の対応や予防に活かしたい」などの感想が寄せられました。

講義と実技を通し、呼吸のアセスメントと吸痰に自信をつける


石川県ナースセンターの第8回再就業支援セミナー「呼吸器ケアについて学ぼう」は10月12日(水)、七尾市の恵寿総合病院で実施され、参加者14人が呼吸のフィジカルアセスメントや酸素療法、気道クリアランスなどの知識と技術の習得に励みました。  
セミナー開始にあたり本橋敏美看護部長があいさつし、慢性呼吸器疾患看護認定看護師で特定看護師の船山真理子さんと山本美保さんがそれぞれ講義をしました。「呼吸のフィジカルアセスメント」の解説では、船山さんから解剖学的に上葉、中葉、下葉の説明を受け、とくに下葉の聴診が重要なことや、背中の音も聞くことなど聴診時のポイントを学んだ後、参加者は喘息や心不全の音などさまざまな呼吸音を出すことのできるモデル人形の胸部に聴診器をあて、正常な呼吸音との違いを耳で確認しました。
 
続いて山本さんは、酸素療法における「低流量システム」と「高流量システム」や、気管吸引のタイミングなどを重要なポイントとして挙げました。その後、吸痰の実技指導も行われ、参加者は吸引カテーテルの取り扱い方や、1回の吸引にかける時間などに注意しながら、正しい手順を一人ひとり学びました。参加者アンケートでは「吸痰に関する本格的な指導を受けたことがないので、大変勉強になりました」「高齢の患者さんのケアに実践したいです」など、さまざまな声が寄せられました。

辛さや苦悩を和らげるケアとしてのコミュニケーションについて学ぶ


第9回セミナー「看護のための対話学習」は10月25日(木)、石川県済生会金沢病院で実施されました。参加者8人が講義やロールプレイなどを通し、今回のテーマでもある「対話の基本姿勢とケアとしてのコミュニケーション」について新たな気づきを得ました。  
浦美奈子看護部長が冒頭に挨拶をした後、緩和ケア認定看護師の太田華重子さんがコミュニケーションに関する講義をしました。太田さんは、人知れぬ辛さや苦悩を抱える患者さんや、そのご家族の理解者となるための効果的な傾聴方法や、共感することの重要性などコミュニケーションを理解・実践する上での基本スキルと心構えを解説しました。
 
続いてロールプレイでは、緩和ケア認定看護師の齋藤優生さんの指導の下、参加者は3人1組のグループに分かれ、患者役と看護師役、観察者役を順番に演じながら、シチュエーションに応じた話し方や聴き方に挑戦しました。看護師役は「がんの完治が難しい」と医師から伝えられたばかりの患者役から気持ちを引き出し、医師の説明の理解度を確認するなど、さまざまなミッションが与えられました。「ナース役の難しさをあらためて感じました。間の取り方や質問のタイミングなどを勉強することができました」「ロールプレイで、患者役をできてよかった。各々の役割の心情が読み取れ、立場の違うものの理解につながった。これからの看護に活かしたい」など体験後の感想を共有しました。

■ 日時 2018年11月16日(金) 14:00~16:00
■ 会場 公立つるぎ病院 (石川県白山市鶴来水戸町ノ1番地)
■ 講師 大月 真由美(看護師・災害看護活動推進員)、大田 和美(看護部長)
※お申し込みは閉め切りました
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平成29年度新規事業 開催報告

石川県看護協会は、平成29年度新規事業「在宅医療・介護施設で働く看護職員のための研修」を、加賀、石川中央、能登の県内3地域6施設で実施しました。

  石川県看護協会が県内各地の介護施設で全6回の研修を初開催
 
 

 
 

 
 

 
石川県看護協会の平成29年度新規事業「在宅医療・介護施設で働く看護職員のための研修」は、9月2日(土)から29日(金)までの期間中、加賀、石川中央、能登の県内3地域6施設で、全6回の講義が行われました。
 
 講義では「高齢者施設における感染管理」「皮膚トラブルの予防と対策」「摂食・嚥下障害のある方の食事介助」など、地域のニーズや施設の実情に応じたテーマを取り上げました。それぞれの会場で参加者は、認定看護師の講義に集中することで、日頃の疑問点の解消に努め、エビデンスに基づいたケアへのさらなる興味を深めました。今回初開催となった全6回の講習会に、のべ275人が参加しました。
 
 研修は、石川県の補助事業として今年度新規に実施している事業の一環で、目的は、「在宅医療・介護施設などで働く看護職員の看護実践能力強化」です。事業に参加している6施設は、1年間を通して自施設が直面する問題解決に取り組んでいます。
 
 研修後のアンケートでは「参加しやすくて良かった」、「次回は、ぜひ自分の勤務する施設でも実施してもらいたい」、「企画内容も良く、参加人数もちょうど良かった」など、とくに勤務地から近く、研修を受けやすかった点に高い評価をいただきました。
 
 今回の研修にご協力いただいた施設や、講師、司会進行を務めてくださった方の氏名などの詳細は こちら をご覧ください。